遺品整理のやり方 基本的な流れと手順

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家族が亡くなると、遺品整理が必要です。「とりあえず落ち着いてから徐々にすればいい」と考えてしまいがちですが、遺品によってはできるだけ早く整理しなければいけないものもあります。

この記事では、遺品整理の基本的なやり方、流れをまずはおさえます。

何をやるかを知っておけば、早急に対処すべきこと、タイミングを見計らってやるべきことが見えてきます。

遺品整理はいつから始めるか

遺品整理は家族が亡くなったあと、すぐに始まります。

「遺品整理」というと、着物や貴金属など故人が生前使用していた“品物”を整理すること思われがちですが、それだけではありません。

さまざまな手続きも遺品整理に含まれます。むしろ、品物の遺品整理より、まずは手続き関係を一段落させるのが先です。

まず、一人暮らしだった方は住居にかかわる契約全てを解約する必要がありますし、同居している場合でも故人が名義人なら名義を変更しなければなりません。

賃貸なら賃貸契約の他、電気・ガス・水道、新聞やインターネットの契約、クレジットカードなどもあります。

高齢の方ならクレジットカードは持っていないかもしれませんが中高年なら家族が知らないカードもあるかもしれません。財布や引き出しを確認してみましょう。また通帳の解約も必要です。

その他には死亡届、世帯主変更、年金・健康保険関係などさまざまな手続きが必要になります。

市役所などでどうすればいいのか聞くか、今なら葬儀社でもアドバイスしてくれるところもあるので、相談してみましょう。

そういった諸々の手続きが済んだ頃には、亡くなってから日数も経過しているので家族も落ち着きを取り戻してきているでしょう。

品物に関しては、各種手続きが終わったあとに始めますが、集まりにくい親族がいるなら、前もって連絡を済ませておくほうがいいでしょう。

日数・費用・人手を把握

遺品整理は本来、遺族全員が集まってすればいいのですが、現実はそう簡単にはいきません。

まず大切なのは、遺品整理できる日数、人手、そして実際は遺品整理にもお金がかかってくる事も多々あります。

遺品の量によって日数も費用も、必要な人員も変わってきます。まずはそれを明確にした上で、遺族で計画を立てましょう。

故人が家族と同居していれば、少しずつ遺品整理する事もできますが、遺族が近くにいなければ遺品整理できる日数も限られてきます。そして故人が賃貸物件に住んでいた場合は速やかに明け渡す必要があります。ですので、『一段落してから』とはいかない場合もあるので注意しましょう。

相続税に関わるものを仕分け

遺品整理で優先して考えたいのは、相続税がかかるものについてです。

故人が財産を持っている場合、遺産相続する際に相続税がかかってきます。財産とは預貯金、株式、家やマンション、車などです。

簡単に“形見分け”という形で親族に渡すわけにはいかず、逆に勝手に自分のものにもできません。

そのため、相続の権利がある親族と話し合いが必要になります。ですので、遺品整理する際には相続税に関わるものを仕分けしておく必要があります。

残す物・捨てる物を分ける

相続税に関わるものを仕分けしたら、今度は残す物・捨てる物を分けていきます。

捨てるものと言っても、自分一人では判断できない場合も多くあります。親族が集まっていればいいですが、とりあえず中心者がざっくり分ける場合もあるでしょう。

そんな時には一時保管箱を作って置いておきます。

こちらの記事に詳しくやり方を書いています。

また、捨てる物といっても、家庭ごみで出せるものから処分にお金がかかってしまうものもあります。捨てる物であっても処分方法での仕分けも必要になってきます。

遺品整理にかかる時間の目安

では、遺品整理する場合、どれくらいの人数と日数がかかってしまうものでしょうか。それを知らずに進めても、全く作業が進まない、なんてこともあります。

部屋の大きさにもよりますが、故人一人分だけと考えるなら、3〜4人の親族で丸1日かければ、何とかできるかもしれません。

そんなにかかる?と思われたでしょうか。意外かもしれませんが、遺品整理には思ったより時間がかかります。

しかもこれは故人がひとり暮らしで、ワンルームマンションなどに住んでいた場合です。

一戸建てとなると数週間〜数ヶ月はかかります。丸1日自由になる親族が少ないと、いつまでも片付かないといったことも起こります。

早急に遺品整理しなければいけないのに、時間がない、人手がない、というケースも少なくありません。

そんな時は遺品整理業者に依頼するのも一つの方法です。遺品整理業者であればワンルーム程度なら3〜4時間程度で作業が終了します。

また、処分するものの適切なやり方、アドバイスなどもしてくれるので、難しい遺品整理もスムーズに運ぶことでしょう。

遺品整理業者への依頼は、費用面が気になるところです。ワンルームマンションなら30000円〜80000円程度が相場ですが、不用品の処分費用、遠方の場合の交通費など、他にも経費がかかります。

しかし、遺品整理に割く時間や手間を考えると、専門業者に依頼するコストは高くありません。特に仕事を持っている方であれば、遅々として進まず、本業に影響する可能性もあります。

時間がない、人手がない、遺品整理のやり方を調べている時間もないという方は遺品整理業者への依頼を検討してみるといいでしょう。

遺品整理に時間をかけられないときは

ここにあげた準備ができない、遺品整理に時間をさけないという場合は、遺品整理業者に相談しましょう。

遺品整理がサービス事業として一般的ではなかった時代には、詐欺まがいの行為も横行していましたが、認知度があがって状況は激変しています。

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