遺品整理で買い取りの可能性が高い物品一覧

遺品整理で出た不要品のうち、買い取り価格がつく可能性があるものをまとめます。

高級腕時計

高級腕時計は、まず100%値段がつきます。とくにロレックスは価値が下がりにくいので、思わぬ高値査定がはいることがあります。

ほかにもフランクミューラーやカルティエ、ブルガリなどは高値で売れます。

金・銀・プラチナ

宝飾品が真っ先にイメージされる金・銀・プラチナですが、意外にも高い買い取り査定が付くのは、それ以外のものだったりまします。

代表的なものは金歯です。純度の高いものだと1本10万円以上になることもあります。火葬後は、小さいので見当たらない可能性があります。先に抜いておく方がいいでしょう。

故人から金歯を抜くのは抵抗があるかもしれませんが、地球全体で金の埋蔵量は限られていますし、資源をまた有効に使えるのだと思えば、抵抗も少ないのではないでしょうか。納棺師にひとこと言っておけば取っておいてもらえることもあります。

金では金縁めがねも高く売れます。純度は違えど、結構な量の金を使いますので、10万円を超えることもあります。

他には仏壇まわりに金銀が使われます。仏像、御鈴(ちーんと鳴らすやつです)は金で出来ている場合、大きさによっては100万円を超える高値がつきます。ろうそく立てが銀製であることもあります。これらは一見して金や銀だとわからない場合があるので、注意して見てみましょう。

変わったところでは、トロフィーが銀製であることがあります。ゴルフトーナメントなどで優勝経験のある方なら、捨てずに一度チェックしてみてください。

家電

家電は型番がついているので、売れるかどうかを調べやすい物品です。数が少なければ一つひとつ型番を調べ、売るか捨てるかの判断をしていくといいでしょう。

家電が多い場合は、一括買い取りに依頼した方がいいです。日本の中古家電は新興国などに人気が高く、需要が旺盛なので出張買い取りにも積極的です。

大型家電

大型家電は、自力で運ぶのが難しいので、売るにしろ捨てるにしろ業者に依頼することが多くなります。

だいたいですが、引き取り対象は発売から10年以内のもので、価格がつくとなると5年以内が多いようです。もちろん例外はありますが。

中にはリサイクル家電に指定されているものがあり(後述します)、こちらが処分費用を支払わないといけないものもあります。

冷蔵庫
食器洗浄乾燥機
洗濯機
電子レンジ
オーブンレンジ
エアコン
大型液晶テレビ
ワインセラー
など

小型家電

小型家電はオークションやフリマアプリでも販売しやすい物品です。ただ、動作確認などができないとトラブルになる可能性がありますので、買い取り業者にまとめて引き取ってもらう方が安心ではあります。

パソコンについては項目をわけます。

スマートフォン、携帯電話
タブレット
デジタルカメラ
ビデオカメラ
プリンター
スキャナー
据置型ゲーム機(プレイステーション、Wii、Xboxなど)
携帯ゲーム機(任天堂DS、PS VITAなど)
電子キーボード
エレキギター
オーディオプレイヤー
スピーカー
アンプ
ブルーレイレコーダー
DVDレコーダー
カーナビ
炊飯器
ジューサー
ミキサー
コーヒーメーカー
トースター
ホットプレート
電気ケトル
IH調理器
掃除機
加湿器
除湿器
扇風機
空気清浄機
電気ストーブ
ドライヤー
アイロン
ミシン
ICレコーダー
電子辞書
など

パソコン

パソコンは小型家電の範疇ですが、かなり気をつけないといけない物品です。
売るにしてもなかのデータ消去が問題になります。ちゃんとした買い取り業者に依頼すれば、そのあたりはきちんとやってくれます。

自分でオークションやフリマアプリで売る場合は、完全に消去しなければなりません。フリーソフトを使って作業をすることも可能ですが、万が一個人情報を抜かれたときの被害を考えると、中途半端な知識ではやらないほうが懸命です。

現在では小型家電リサイクル法によって、不要になった家電を勝手に捨てることができなくなりました。

パソコンも対象ですが、パソコンは型が古くて動かなくなったものでも、取れるパーツやレアメタルが多く、回収業者が積極的に回収しています。
そのため、不要品回収の中にパソコンを1点でも含めていれば、ほかに捨てる家電を同梱しても無料で引き取ってくれるサービスがあります。値段のつかない家電は、パソコンと一緒に回収してもらうと無料になるので、ぜひ利用しましょう。

レトロ家電

古い家電も30年以上前のものなどは、レトロ家電として高く買い取ってもらえる可能性があります。

現役で動いているか、保存状態がいいレトロ家電があれば、査定に出してみましょう。

服については、ブランドものと高級着物以外は買い取りは厳しいと考えてください。肌着や下着は潔くすべて捨ててください。

高級ブランド服

ブランド服は欲しい人が一定数いるので、オークションやフリマアプリで地道に販売していく方法もありです。しかし、流行があるので、定番のデザインでないとなかなか買い手がつきません。

一括買い取りに依頼して、一気にすっきりさせる方がいいと思います。

例外は、大きすぎるサイズ、小さすぎるサイズです。これらは商品自体が少ないため、必要としている方が見つかる可能性は高いです。手間をかけられるなら自分で出品してみましょう。

着物

着物は個人間売買ではなかなか難しい物品です。
ですが、買い取り業者は増えているので、依頼はしやすいし売れやすい物品になっています。とはいえ数十万で買ったものでも値段がつかないことがあります。やはりデザインに流行があるので。

仕立て直してまた着るという方法もありますが、着る機会がかなり少ないのと、着物は保管に気を遣います。場所もとりますので、必要なときにまた買ったほうがいいと個人的には思います。

着物買い取り業者に、まとめて依頼すると数万〜数十万円になることもあるので、最初から捨ててしまうのではなく、一度査定に出した方がいいでしょう。

着物買い取りのやり方

楽器(ピアノ・ギターなど)

楽器はそこそこの価格で売れます。

親族で引き取って使わないのであれば、必ず出張査定を依頼しましょう。思わぬ高値で売れることがあります。

本、雑誌、CD、DVD

まず雑誌や新聞は値段がつきませんので、すべて処分します。

本・CD・DVD・ブルーレイなどは売れる可能性は高いです。やろうと思えば一つひとつタイトルごとの価格を調べていくことができます。

ただ遺品整理の場合、かなりの数があることが多いので、一括買い取りに依頼したほうがいいと思います。

宝飾品・骨董品・美術品

指輪やネックレスなど、宝飾品はダイヤモンド以外はあまりいい値はつきません。

金やプラチナなどは資源として売れる気がしますが、指輪などに加工してあると、その大半がデザイン料なので、古いデザインのものは雀の涙ほどの金額にしかなりません。

これら宝飾品と骨董品・美術品は、素人には目利きがまず不可能ですので、業者に査定を依頼することになります。

テレビ番組でおなじみですが、高く買った骨董品でも価値ゼロであることも多いので、査定に出さず、高価なものだと信じて形見として置いておくのもいいかもしれませんね。

お酒

ウイスキーやブランデー、ワインなどは高く売れる可能性があります。ワインは保存状態にもよるのですが、常温でも劣化が少ない蒸留酒は、結構な値段で売れることがあります。
お酒の買い取り専門のところに査定を依頼してみましょう。

お酒の買い取り手順

人形・ぬいぐるみ

かなり処分に困るのが人形やぬいぐるみです。
買い取りはなかなか難しいので、捨てることになるのですが、やはり魂がこもっている気がして抵抗がありますよね。

人形供養をしてもらえる寺がありますので、供養をお願いした方がいいかもしれません。

自動車・バイク・農機具

自動車やバイクは買い取りできるものの代表ですね。これは別ページにまとめます。
トラクターやコンバインなどの農機具も売れます。田畑の相続とからめて考える必要がありますが、買い取りを行っている業者を紹介しておきます。

買い取り時には、買った値段は気にしないこと

不要品を処分するときの鉄則なのですが、買ったときの値段を考えてはいけません。
その商品を買ったのは高く売るためでしょうか?売ることだけを考えて、使わずにとっておいたのでしょうか?

普通は違うと思います。その商品が気に入って、自分で使うために買ったのです。そしてきちんと使って役割を果たしたうえで、不要になったのですから、商品の価値は自らがすべて使い切ったと考えます。

手放すと決めた時点で、現在の商品価値はゼロと考えるべきです。
思うような値がつかなくても、売ると決めたら売ってしまいましょう。手放すと決めたものを手元に残しておいても、今後価値が生じることはありません。割り切って手放した方が、家も心もすっきりします。

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