遺品のお酒は早めの買い取り査定を

お酒のイラスト

遺品整理をしていると、故人が好きで飲んでいたウイスキーや、お中元・お歳暮でいただいたブランデーやワインが出てくることがよくあります。

これらのお酒を飲む人がいればいいのですが、飲まないあるいは、体調などの問題でもう飲めないという方も多くいらっしゃいます。

酒はいろいろな理由で、売るのが遅くなると買い取り額が下がってしまいます。飲まないお酒があれば、早めに買い取り査定に出してしまいましょう。

売れるお酒の種類と売り方についてご紹介します。

 

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売れるお酒と売れないお酒

売れるお酒としては、ほとんどすべての酒が売れるということになります。
高く売れるということであれば、ウイスキーやブランデーの熟成ものは、売りやすいです。「山崎17年」などですね。

ワインは銘柄数が格段におおく、ヴィンテージも古ければ良いというわけではないので、知識のある方でないとうまく売ることは難しくなります。

また高額ワインは偽物も存在しますし、保管状態が重要になりますので、オークションでは警戒されてしまいます。
個人売買では高級ワインは売ることが難しいので、専門の買い取り業者に依頼する方がいいでしょう。

ほか、焼酎や日本酒、ジンやウォッカ、その他リキュールも売れます。新しいものに限りますがビールでもOKです。

売れないお酒としては、開封済みのもの、液だれしているものになります。これはいくら高級品でも売れません。また付属品(箱など)の欠損やビンの傷などは、売れますが買い取り価格が下がります。

ウイスキーの買い取り

ウイスキーは、非常に売りやすいお酒であると言えます。
あまり中身が劣化せず、価格も安定していますし、基本的に長期熟成になればなるほど価格が上がるからです。

いただきもので「山崎」「響」「クラウンロイヤル(ローヤル)」などが残っている家は多いのではないのでしょうか。ミニチュアボトルでも買い取ってくれます。

参考までに、いただきものでよくある「山崎12年」ものなどは5,000円程度の価格がつきます。これが35年ものなど希少価値のあるものになると100万円を超える買い取り価格がつくこともあります。

サイトから査定額を算出することもできますので、価値がありそうなウイスキーを見つけたら、一度試してみましょう。そのまま宅配で買い取りを申し込むことも簡単にできます。

数が多い場合は出張査定に来てもらいましょう。

ブランデーの買い取り

ウイスキーと同じく蒸留酒で、ブランデーも買い取り価格が期待できるお酒です。

なんといっても有名なのはルイ13世です。レミーマルタン・ルイ13世は、10万円超えはほぼ確実なブランデーで、空き瓶ですら価格がつきます。ちなみにボトルはバカラ製です。だから高く売れます。

ほか、「ヘネシー」「カミュ」「マーテル」などが有名です。

レミーマルタンのルイ13世に限らず、ウイスキーやブランデーは箱も大切にしましょう。箱がないと査定が下がってしまいます。

ワインの買い取り

ワインは保存状態が悪いと劣化して、液だれなどを起こしやすくなります。
ほこりなどは拭き取っておけばいいのですが、キャップ破れや液だれがあった場合は、売るのはあきらめましょう。

ワインは価値の見極めが難しく、たとえば有名なボルドー五大シャトーであっても年(ヴィンテージ)によっては価値が著しくさがります。

このあたりはひとつひとつ調べて相場を知っておいてもいいのですが、数があるのであれば、一括で査定に出してまかせてしまいましょう。

ネットで買取している業者であれば、ライバル店が多いので、そうそう買取価格を騙したりすることはありません。買い取らないと商売になりませんので。

ボルドーの五大シャトーである「シャトー・ラフィット」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・ムートン」「マルゴー」「オー・ブリオン」。そしてボルドー右岸の「ペトリュス」「シャトー・ル・パン」などは高く売れます。

別格はブルゴーニュの「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)」が造るワイン。「ロマネ・コンティ」のほか、「リシュブール」や「ラ・ターシュ」などがあります。
ブルゴーニュでは他にも、アンリ・ジャイエが造る「クロ・パラントゥ」「リシュブール」などは信じられないほど高く売れます。
アンリ・ジャイエはブルゴーニュの神様と呼ばれ、すでに他界しているので新たに氏のワインが生産されることはなく、1本200万円を超えるまでにプレミアがついています。「Henri Jayer(アンリ・ジャイエ)」とラベルに記載があれば、ものすごいお宝を発掘したことになります。

シャンパンももちろんワインカテゴリで売れます。
「サロン」を筆頭に、「ドン・ペリニヨン」「クリュッグ」「ルイ・ロデレール クリスタル」「アンリ・ジロー」などが高級シャンパンとして有名です。

シャンパーニュはそもそも5,000円以上するのが普通のワインですので、シェアの高い「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴ・クリコ」なども、買い取り価格は高めで売れます。

フランス以外では、「ストリーミング・イーグル」「ハーラン・エステート」「オーパス・ワン」なども高いです。

焼酎の買い取り

焼酎は蒸留酒ですので、ウイスキーやブランデーのように売りやすいお酒です。

「森伊蔵」「魔王」「村尾」の3Mと呼ばれる有名銘柄は、買い取り価格が高くなります。プレミアム芋焼酎と呼ばれます。
他にもよく見る「百年の孤独」なども売れますので、飲む人がいなければまとめて売ってしまいましょう。

他にも「伊佐美」「紫美」「佐藤 黒」「萬膳」などは買い取り価格上位の常連です。

日本酒の買い取り

日本酒は、有名な「十四代」や「久保田・萬寿」、そして近年またたくまにスターダムにのし上がった「獺祭(だっさい)」などが高く売れます。

他にも「蓬莱泉・空」や「飛露喜(ひろき)」。「黒龍」「梵(ぼん)」なども有名です。

日本酒は1800mlの1升ビンでも720mlでも売れますので、一緒にして一括査定に出すといいでしょう。

ビールの買い取り

ビールの買い取りは、基本的にはお中元やお歳暮でいただいたものや、24本ケースのものが売れます。バラで買い取ってくれるところもありますが、個人的には数が少なければ誰かにあげてしまった方がいいと思います。

1本あたり100円程度。24本ケース3,000円前後を買い取り価格にしているところが多いようです。

ビールの賞味期限は8ヶ月ですので、見つけたら早く売ってしまいましょう。通常賞味期限が残り3ヶ月を切ると買い取りは不可になります。

発泡酒や第3のビールも価格は下がりますが同様に売れます。

お酒の買い取りは早めに査定にだす

お酒だけではなく、食品全般に言えますが、見つけたらなるべくすぐに買い取り査定に出しましょう。先述しましたが、アルコールは時間が経つと蒸発していきます。

ワインやウイスキーなど、熟成させれば価値があがると思われているものもありますが、飲み頃というものがあります。

特にワインに顕著ですが、飲み頃(銘柄によって変わります)を過ぎたワインはたとえ20年熟成された高級ワインでも、どんどん価値が下がっていきます。それに長期熟成が価値を持つのは、保存状態を完璧に整えたうえでの話なので、長く置けば置くほど劣化リスクが高くなります。

おいしく飲めるうちに、飲みたい人に呑んでもらう方が、そのお酒を愛した故人も喜ぶのではないでしょうか。

お酒の買い取りは年々増えていますので、本数が多い場合は数社から見積もりをもらうのもいいでしょう。買い取り額アップが期待できます。

下記の買い取り店は、興味本位で手持ちのお酒の価値が知りたいだけでもOKと明確にうたっていますので、気軽に査定してもらうといいでしょう。

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